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いまさら「サマーウォーズ」

昨年の作品ではありますが、是非お盆前に見ていただきたい映画。
山下達郎の主題歌は言うに及ばず、映画全体のストーリーテリングも
すばらしく滑らかな作品。

日本におけるアニメーションの位置付けは、
大きく言うなればファンタジーの領域に踏み込み、
実写では不可能な俳優が演じるという物語への導入を妨げる存在の
違和感を拭い去る事で、物語の本質を明確に観ている観客へ伝える
稀なメディアへとなりつつある(又は既になっている)と感じる。

…とか、言ったりして。

日本のアニメは、日本の映画界をも脅かす存在になっているのは事実だと思う。
アニメの方が先入観は無いし、スケールの規制は無いし、俳優女優の
めんどくさい並びやメンツも無いし、だったらそっちの方がいいよねって感じ。
それだけで名作が出来るわけではないが、その礎は既にアニメでは
出来ていると思う。

とにかく、面白かったです!でも一番良かったのはタツローです。

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by yagichou | 2010-06-29 02:40 | RECOMMEND...?

ベスト・キッド(リメイク版)

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邦題では全く違和感はありませんが、原題では
相当違和感を感じるのではないでしょうか(中国系の方が)。

“The karate Kid”って…“クンフー”で全然いいんじゃない?
まぁ話題性や集客を考えると、やむを得ない感じもしますので、とりあえずスルー。

映画の性質上しょうがない事なのかもしれませんが、
序盤から中盤にかけては、相当中国人が悪人になっています。
で、終盤ではそれを上手く、ごまかそうとしているのですが
それが分かってしまうのが若干辛い気がします。

最近よく思うことですが、アメリカって国は本当に「戦う事」が好きな国ですね。
それで自らのアイデンティティを保っているのでしょう。
その流れで終盤の母親がどうにも気になりました。

欲を言えば、我らがジャッキー・チェンの活躍をもう少し観たいと思いましたが
主役はジェイデン・スミス、涙をのみ、彼のアクションを大きな心で楽しみました。

結果、ウィル・スミスの親バカ映画的な印象は否めませんが
エンタテインメント性とアメリカについて考える部分が多々あったので
わりと楽しめたのではないでしょうか。

昔の「ベスト・キッド」をもう一度見直したくなりました。
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by yagichou | 2010-06-23 00:21 | RECOMMEND...?

告白

「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」と
続けて独自の演出法でヒットを生み出して来た中島哲也監督。

「告白(原作読んでません)」という、どう考えてもハッピーでないこの物語を
自ら選び題材にし、演出するという事は、ともすればメッセージだけが
嫌な感じで残るオナニー映画になりがちな部分をうまく昇華し、
その昇華の仕方が見えているからこその映画化という驚きと
「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」で見せたあの演出は
今回、全く姿を見せず、こんな形で進んでいくのか!?という肩すかし感は
我々凡人には到底理解し得ない思考がそこには働いており
CM界の巨人は今、日本映画界の巨人になろうとしている
その瞬間を目の当たりにした感覚。

これ以上無い演出なんではないかと思わせる技量は
やはり出るべくして今ここに出ている才能。

それを今この場で目の当たりに見ていることは、幸か不幸か。

結果それぞれの告白は、この人物の演出によって
より明確に、エンディングに集約される事となる。

って、ちょっと褒め過ぎ?
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by yagichou | 2010-06-13 00:28 | RECOMMEND...?